研究開発部 R&D DEPT.

アクリル合成ノウハウに新技術を融合させ、
「次なる主力製品」を開発!
自由な発想力でイノベーションを起こす

汎用品の受注生産ではなく、「モノマー」「オリゴマー」「ポリマー」「配合」をコア技術に新製品を生み出す研究開発型メーカーとして発展を続けてきた新中村化学工業。一案件ごとのお客様のニーズに今まで以上に柔軟にお応えするため、創業80周年を迎えた2018年、研究開発部内で組織改革を行いました。

具体的には、グループ編成を「製品群別」から「機能別(開発ステージ別)」に変更。顧客目線での開発に比重を置くとともに、大学など外部機関との共同開発を強化し、次なる主力製品の創出にチャレンジしています。

知恵とアイデアを持ち寄り、「今はない何か」を一から生み出す

当社は「顧客の課題解決を通して、世の中に必要とされる製品を供給する」というミッションを掲げ、紫外線硬化樹脂の量産化に国内で初めて成功。これがUVの可能性を飛躍的に増大させ、様々なシーンで人々の暮らしを支えてきました。

紫外線硬化樹脂は、容器や包装資材へのUV印刷から半導体のプリント基板へと用途が広がり、カラーレジスト材料、ハードコート材料等にも。液晶関連では世界的にも大きなシェアを獲得しています。また、種籾の栽培など農業分野にも進出。農業人口が減る中、省力化を助ける素材として注目されています。

「こんなものが欲しい」という漠然としたお客様のニーズを形にしていくには、コア技術だけでは足りません。これまでの常識をいったんリセットし、ニュートラルなポジションから発想する必要があると考えています。

EV車が主流となり、自動運転の時代がやってきます。有機EL市場でも新たな波が来ることは確実。その機を逃さず未来においても求められる存在であり続けるため、顕在ニーズだけに惑わされるのではなく潜在ニーズを把握。私たちの思い(シーズ)を発信していきます。また低VOC化など、環境負荷の低減にも同時に取り組んでいきます。