製品一覧

紫外線吸収ポリマー
紫外線吸収ポリマー

ポリマー分子を構成する共重合モノマーセグメントの一つとして紫外線吸収基を有する重合性モノマーを用いることにより、ポリマー自体に紫外線吸収性能を付与した製品です。汎用的なポリマーに紫外線吸収剤を練り込み配合した樹脂材料と比較すると紫外線吸収剤成分の溶出やブリードアウトといった問題がありません。また、塗膜の耐候性やコーティング対象への密着性の向上も望めます。更に、ポリマーを構成する重合性モノマー材料は目的性能の追求を行うに際して選択肢が非常に多く様々な共重合組成選択が可能なことから、要求物性に応じたポリマー組成の構成を検討することが可能です。

水系製品
水系製品

界面活性剤と水を媒体としたエマルジョン重合法により得られるポリマー製品です。

製品名 化学名/構造式/備考 外観及び主な性状
ニューコート
UVA-101



分散媒:水
外観:乳白色エマルジョン
主成分:(メタ)アクリル酸エステル共重合体
固形分:45.5±1
粘度:500(mPa・s以下/25℃)
pH:8.5±1.0
イオン性:アニオン
ポリマーTg:0℃
UVA共重合比率:10w%
化審法:6-2696
CAS:934243-93-3
ニューコート
UVA-102



分散媒:水
外観:乳白色エマルジョン
主成分:(メタ)アクリル酸エステル共重合体
固形分:45.5±1
粘度:500(mPa・s以下/25℃)
pH:8.5±1.0
イオン性:アニオン
ポリマーTg:-10℃
UVA共重合比率:10w%
化審法:6-2696
CAS:934243-93-3
ニューコート
UVA-103



分散媒:水
外観:乳白色エマルジョン
主成分:(メタ)アクリル酸エステル共重合体
固形分:45.5±1
粘度:500(mPa・s以下/25℃)
pH:8.5±1.0
イオン性:アニオン
ポリマーTg:-20℃
UVA共重合比率:10w%
化審法:6-2696
CAS:934243-93-3
ニューコート
UVA-104



分散媒:水
外観:乳白色エマルジョン
主成分:(メタ)アクリル酸エステル共重合体
固形分:45.5±1
粘度:500(mPa・s以下/25℃)
pH:8.5±1.0
イオン性:アニオン
ポリマーTg:-30℃
UVA共重合比率:10w%
化審法:6-2696
CAS:934243-93-3

【備考】
1.紫外線吸収セグメントは3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-ヒドロキシフェネチル=メタクリラート。
2.共重合組成比変更型、Tg変更型、共重合組成f=15w%型対応可能。

溶剤系製品
溶剤系製品

トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン等に代表される有機溶剤を媒体とした溶液重合法により得られるポリマー製品です。

製品名 化学名/構造式/備考 外観及び主な性状
バナレジン
UVA-5080



溶媒:酢酸エチル
外観:黄色粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:200~1000(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+80℃
ポリマー分子量:Mw40,000~60,000
化審法:6-2248
CAS:153175-43-0
TSCA:登録確認済み
★水酸基導入型


バナレジン
UVA-5080(OHV20)






溶媒:酢酸エチル
外観:黄色粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:200~1000(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+80℃
ポリマー分子量:Mw40,000~60,000
ポリマー水酸基価:20(Ph性除く)
化審法:新規物質
CAS:287736-69-0
TSCA:未確認
バナレジン
UVA-55T



溶媒:トルエン/メチルエチルケトン
外観:黄色透明粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:200~1000(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+80℃
ポリマー分子量:Mw100,000~150,000
化審法:6-2248
CAS:153175-43-0
TSCA:登録確認済み
★高水酸基価タイプ


バナレジン
UVA-55MHB






溶媒:メチルエチルケトン/イソプロピルアルコール
外観:黄色粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:100~500(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+60℃
ポリマー分子量:Mw40,000~60,000
ポリマー水酸基価:216(Ph性除く)
化審法:新規物質
CAS:185811-85-2
TSCA:未確認

【備考】
1.紫外線吸収セグメントは3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-ヒドロキシフェネチル=メタクリラート。
2.UVA-55MHBは設計分子量の高低タイプ設定あり。

製品名 化学名/構造式/備考 外観及び主な性状
バナレジン
UVA-7075



溶媒:トルエン/酢酸エチル
外観:黄色透明粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:100~500(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+75℃
ポリマー分子量:Mw30,000~50,000
化審法:6-2248
CAS:153175-43-0
TSCA:登録確認済み
★水酸基導入タイプ


バナレジン
UVA-7075(OHV20)






溶媒:トルエン/酢酸エチル
外観:黄色透明粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:100~500(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+75℃
ポリマー分子量:Mw30,000~50,000
ポリマー水酸基価:20(Ph性除く)
化審法:新規物質
CAS:287736-69-0
TSCA:未確認
バナレジン
UVA-73T



溶媒:トルエン/メチルエチルケトン
外観:黄色透明粘稠液
主成分:メタクリル酸エステル共重合体
固形分:41±2%
粘度:200~1,000(mPa・s/25℃)
ポリマーTg:+75℃
ポリマー分子量:Mw80,000~120,000
化審法:6-2248
CAS:153175-43-0
TSCA:登録確認済み

【備考】
1.紫外線吸収セグメントは3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-ヒドロキシフェネチル=メタクリラート。

新規な提案型製品
新規な提案型製品

新規な重合性紫外線吸収モノマーを用いたポリマーのご提案です。
紫外線最大吸収波長が350~370nmに存在し光波長領域300~400nmの全域に吸収を有する紫外線吸収性能と塗膜耐候性を兼ね備えた紫外線吸収ポリマー。

≪長波長領域紫外線吸収ポリマー開発に関するお知らせ≫

-記-

 この度、弊社はポリマー共重合セグメントに新規なベンゾトリアゾール型メタクリル酸エステル系紫外線吸収モノマーを用いたポリマーの開発 に至りました(特許出願公開番号 特開平2012-25811)。
 現在、汎用的に用いられているメタクリル酸エステル系紫外線吸収ポリマーは2-[3-(2H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-ヒドロキシフェル]エチルメタクリレートに代表される紫外線吸収モノマーを共重合したポリマーです。これらの紫外線吸収波長領域は300~360nm付近を中心とした比較的短い領域に存在することから、400nm付近の長波長領域、特に380~400nmの吸収能力が低いため、地上に於ける太陽光の分光放射照度分布の紫外線領域300nm~400nm全領域を吸収するには不十分でありました。今回、弊社が開発しました紫外線吸収ポリマーは2-[2-(2-ヒドロキシ-4-オクチルオキシフェニル)-2H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-5-イルオキシ]エチルメタクリレート他をポリマー共重合セグメントとして導入する事により概ね300nm~400nmの全領域に紫外線吸収性を有するという特徴があります。更に、既存公知のベンゾトリアゾール型メタクリル酸エステル系紫外線吸収モノマー、ベンゾフェノン型メタクリル酸エステル系紫外線吸収モノマー、トリアジン型メタクリル酸エステル系紫外線吸収モノマーを共重合組成中に併用することにより、近紫外線UVA (400–315 nm)、UVB(315~280nm)、UVC(280 nm 未満)を包括する広範囲の紫外線波長領域に吸収を有する紫外線吸収ポリマーの提供が可能となります。
 平成24年4月より基礎研究材料としての試作サンプルの提供及び顧客の皆様方の要望を踏まえました個別のカスタマイズポリマーの開発対応を開始し、より高次な紫外線吸収性能を有するポリマー材料の提供を進めたく存じます。

平成24年3月19日

<お問い合わせ>
“お問い合わせ”ページまたは研究開発部 山田/〆野まで

ページの先頭へ